結婚詐欺調査part2

こんにちは

にじいろ探偵事務所です！

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今回は前回の記事の続きです。

・・・・・・・

ご依頼主：Sさん
調査対象：Eさん

Eさんから深刻な面持ちで
大事な話があると言われたSさん。

コロナの影響で
実家の経営がうまくいかず
国からの様々な支援や
保証もできる限り活用したが
国の対応が遅く
その前に
経営維持が難しくなってしまうと。

国からの企業に対する
200万の給付金があれば
店を閉めたり
家を売りに出さなくても大丈夫だが
その200万が振り込まれるまでの
維持が現時点で
困難な状況であるため
Eさんが地元に帰った際、
親を助けたい一心で
消費者金融からお金を借りてしまった。

返済計画に対し
国からのお金が下りれば
すぐに返せると
安易な考えで借りてしまったと。

しかし国からの給付金もなかなか降りず
返済金額が日に日に増えてしまい
どうしたらいいのか
わからなくなったと
泣きながら話してきたそうです。

そもそも働いてもいないEさんが
いくら親のためとはいえ
200万ものお金を借りたこと自体
大きな間違い。

この時点で少しの
不信感がうまれました。

利息分の14万円だけは
2日以内に払ってくれと
催促の電話が続き精神的に
きつくなってしまった。

国からの給付金が入ったら
必ず返すから
貸してほしいと言われたそうです。

ここでSさんは
Eさんに対し違和感や
不信感が強まりましたが
困っている彼女を放っておけないため
今回は14万円貸すことにしました。

しかしこの日を境に
利息という言葉を使っては
Sさんにお金を貸してほしいと
頻繁に言ってくるように。

ここでEさんに対する不信感が
一気に強まったそうです。

少し泳がしてみようと
SさんはEさんに対し

「本当はいくらあれば
とりあえず実家も返済も
落ち着くの？」

と尋ねると

「本当は700万の借金がある。
今回の200万を足したら
1000万近くあるが
結婚することになれば
Sさんにも迷惑がかかるかもしれない。

自分で蒔いた種は
自分で積んでから
Sさんと出会いたかった」

と泣きながら話したそうです。

突然膨れ上がった金額と
初めて口にした
「結婚」というワードに
Sさんは驚きを隠せませんでした。

その後も
「結婚」というワードを出しては
お金を貸してと言ってくるEさん。

この時点でSさんは
わが社にご相談にいらっしゃいました。

正直Eさんに対して
お金の面だけではなく
言っていることが
矛盾していることが
過去にも何度かあったため
これ以上お金を
払い続けるつもりも
結婚をする気もない。

しかしそれを伝えたら
今まで貸したお金を
返済することなく
姿を消してしまうのではないか？
という不安があったため
早めに調査を依頼したいとの事でした。

とてもいいタイミングでの
判断だなと私も思いました。

調査内容としては

・本当に借金はあるのか
・最近になり借金の返済のため
　パートを始めたというEさんが
　自分が仕事に行っている間は
　なにをしているのか
・もしかしたら
　詐欺のグループなどに
　関与しているのでは？

というものでした。

Sさんから聞いた
日頃の生活パターンを元に
調査を開始をしました。

数日に渡り尾行しましたが
Sさんが把握していた行動とは
まったく別の行動をしていたEさん。

パート出勤日なはずですが
職場には顔を出さず、
シフトを元に張り込みましたが
1度も出勤することはありませんでした。

様々な角度から
調査を進めていった結果、
Eさんについて分かったことは

・どこかに勤務している
　という実態はなし

・実家は県外ではあるが
　自営業ではなく
　ごく普通の一般家庭

・返済に対する催促の電話などが
　かかってきている様子なし

・消費者金融等借入れがあるという　
　履歴も一切なし　

・日中は友人らしき女性と　
　ランチや買い物などで
　充実させている　　

・購入したものなどを
　レンタルルームに保管している

などが挙げられ、
詐欺グループなどと接触している様子は
見られませんでした。

ここまでの報告で
Eさんが嘘をついていたことは
調査により明らかに。

。。。。

今回も長くなってしまいました(^^;)

次回記事では、
詐欺として立証できるのか？

という事を重点的に
簡潔にまとめたいと思います！

私たち探偵は
法廷にはいけません。

しかし法的に
有効になる証拠集めには
力を尽くしお手伝いさせていただきます。

ご依頼内容は人それぞれ。

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